ナマステ!
さて、突然ですが今日はギターについて書いてみようかと思います。
僕がヨーガの練習以外で長く付き合っている唯一の趣味がギターなんですが、
小学6年生の夏から練習しているので、かれこれ22年以上になります。
これは僕が自分の意思を持った歴史でもあります。
1995年の6月にブルーハーツのビデオを観て衝撃を受け、
8月にエレキギターを買ってから僕の人生の記憶がハッキリしています。
それ以前の小学6年生の5月までの記憶はとんでもなく薄くなっていて、
ほとんど断片的にしか覚えていないません。
自分で何かを選択していなかった僕は
ブルーハーツのビデオを観たあの時に自我が芽生えたんだと思います。
ブルーハーツは1995年7月に解散してしまい、
10月からハイロウズとして活動を始めました。
僕はヒロトとマーシーにどっぷりとハマり、
それまでずっと貯金していたお年玉でブルーハーツやハイロウズのCDやビデオ、
アンプやエフェクターを買ったり、ライヴを観に行って、
中学生の頃はかなりギターの練習をしました。
ギターにはコードという和音を作り出すパターンがあり、
最初はそのパターンを覚えます。
もちろん簡単なやつから覚えていくのですが、
途中で Fm#、F、Bm、B と難しいのが出てきます。
抑えるところを覚えるのは簡単なんですが、
その通りに抑えても他の指が触ってはいけない弦に触ってしまって、
綺麗な音がなかなかでません。
それも毎日弾いているうちに音が出るようになってきて、
今度はコードじゃなくてソロやもう少し難しいフレーズを弾きたくなってきます。
そうなると選択肢は2択になり、
①タブ譜というギターの楽譜を覚える。
②CDを聴きまくって耳コピする。
( 耳コピとは音を拾って楽譜に頼らず自分で抑えるところを探す。)
楽譜を読めるようになっても
練習しないと弾けるようになりません。
練習さえすれば楽譜が読めなくても弾けるようになります。
誰かにコツを聞いても練習しなければ弾けるようにならないし、
誰にも聞かなくても練習をしてれば上手になります。
僕はギターを22年以上も弾いていると上記したので、
『 セイヤはギターがうまいはず。』
と思った方も多かと思いますが、
22年も弾いていますが、その辺の高校生レベルです。
実は中3ぐらいで早くも挫折を味わいめちゃくちゃ練習したのは最初の3〜5年だけでした。
それ以降の17年間は新しいことはほとんど練習せずに、
ずっと高校生ぐらいまでで覚えた曲を繰り返し弾いていただけなんです。
が、ここにまたマジックがあるんです。
それは
『 ギターは下手くそでも楽しい。』
ということ。
これが僕が今でもほとんど毎日ギターを弾いている理由です。
と書いておきながら、ギターが嫌いな時期もありました。
それはなかなか新しいテクニックが上手にならなかった中3〜大学生の頃です。
今でこそ下手くそでも弾くこと自体を楽しめていますが、
高校、大学の頃にすごい上手な人にいっぱい会って、
『 俺はギターのセンスがない。』
と思っていました。
僕がギターを本気で好きになったのは大学を卒業して
オーストラリアを2年間旅した時期です。
ちょっと毒のある表現になりますが、
その2年間で会ったギタリスト達の何人かが
上手ではなかったけどギターを楽しんでいたからです(笑)。
音楽って上手い・下手じゃなく、
音を楽しむことという非常にシンプルなことを彼らに教えてもらいました。
今でも新しいことはほとんど練習しないけど、
22年間ずっと弾いている曲で楽しんでします。
僕の父も毎日ギターを弾いているのですが、
たぶんあと何年かで半世紀ぐらい同じ曲を弾いてると思います。
二人とも上手じゃないけど、
ギターが人生に欠かせないものになっています。
やはり、どんなことを始めても完璧になんてできないから、
向上心は大切だけど、楽しむということが一番大切ですよね。
それには楽しさを見つけるコツが必要ですが、
一度そのコツを掴むと、楽しむことを継続する日々に変わると僕は感じています。
では!